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【自分らしく働く = 自分を活かす】 ~岡 亜希菜~

2024年02月05日

皆さま、こんにちは!

 

専門コンサルタントの岡亜希菜です。

 

 

突然ですが、皆さまは「自分らしく」働けていますか?

 

 

2019年4月1日から「働き方改革関連法」が順次施行され始め、4年が経ちました。

 

2024年4月1日からは昨今ニュースでもよくテーマになっている時間外労働の上限規制として、

 

「運送・物流、建設業」に規制が適用されるようになります。

 

多くの企業が働き方という部分を見つめ直し、改善・改革を進めていることでしょう。

 

 

コロナ禍では、多くの方が自身の働き方を見つめ直した機会にもなったようです。

 

「このままでよいのだろうか」「自分は、本当はどうしたいのか・・・」など、モヤモヤを抱え、セミナー等に来てくださった方もいました。

 

そのような中、「自分らしく働く」というキーワードで、就職・転職活動をしている方を多く見ます。

 

「このままでは自分らしく働けていないから、自分らしく働きたい!」

 

「なんとなくだけど、自分に合っていない気がするから転職したい」

 

実際に転職活動と行動に移さなくても、転職サイトに登録しておくという行動を取っている方も多くいます。

 

ただ、そのような方々にこのような質問をすると、回答が出てこないことがあります。

 

『〇〇さんにとって、自分らしく働く とは何ですか?』

 

自身の中で、「自分らしい」という言葉が何を指し示しているのかが分からない・・・

 

けれど、なんとなく自分らしく働けていないような気がすると感じているのではないでしょうか。

 

 

「自分らしく」を見つけるためには、まず自身の価値観を知ることが大切です。

 

働く上で大切にしたいことは何か、人生で大切にしたいことは何か など言語化することで「自分らしく」につながる言葉が出てくるでしょう。

 

例えば、私は、人生で大切にしたいことの第1位は、『他者への貢献』です。

 

子供のころから、自分より周りの人が笑顔になっていることが嬉しかったです。

 

誰も学級委員になりたくなかったら進んで手を挙げていましたし、クラスで騒いでいる子がいてみんなが困っていたら私が声をかけにいっていました。

 

友人関係でも、誰かの相談には全力で乗り、自分が助けられることは率先して行いました。

 

新入社員で入った企業は、スイミングスクールです。

 

その中でも特に水が怖くて泣いている子やうまく泳げなくて自信が無くなっている子の指導で最もやりがいを感じていました。

 

おせっかい、偽善者と呼ばれようとも、他者のために動くことが自身の喜びであるため、なんとも思いません。

 

現在も、“働く”ということに困っている、苦しんでいる人を助けるために、専門コンサルタントとして活動をしています。

 

このように原体験にもとづきながら、なんでそれを大切だと思っているのだろうと振り返ると、自身の価値観というものを見つけることができます。

 

価値観探しのツールとして、こちら(リンク先に飛びます)をお勧めいたします!!

 

私自身が認定ファシリテーターも行っているので、とてもお勧めです。

 

 

さて、「自分らしさ」について、価値観をもとに見つけることができたら、「自分らしく働く」を考えていきましょう。

 

まずは、「自分らしさ」を表す価値観を体現できている場面を仕事の中で探しましょう。

 

例えば、私であれば『他者への貢献』であるため

 

・組織内で困っている人の相談に乗る

 

・チームコミュニケーション活性化のために自分が率先して動く

 

・組織内でメンバーの強みを発見し、伝えてあげる

 

など、社内でも体現できていることはたくさんあります。

 

 

意外と「自分らしく働く」というものは、すでに実践できていることが多いのですが、自分自身でさえも気づいていないことが多いのです。

 

わざわざ転職活動等せずとも、すでに体現できていることに気づくだけでも、気持ちが満たされていくのではないでしょうか。

 

 

ここまでできた方は、「自分らしく働く」=「自分を活かす」まで進めていただきたいと思います。

 

「自分を活かす」には、さきほど明らかにした「自分らしさ」も大切ですが、

 

自分の強みやスキル、自分にしかない経験などが必要です。

 

 

私の場合、学生時代の経験をもとにすると 強みやスキルは

 

・他者の話をよく聞いていた⇒傾聴力

 

・率先して行動していた⇒行動力

 

・人前で話していた⇒伝える力、表現力

 

若手社員時代の経験をもとにすると

 

・お客様の話を聴く⇒傾聴力(表現力も高めて実践)

 

・クレーム対応⇒(臨機応変な)対応力、セルフマネジメント力

 

・指導内容を分かりやすく説明⇒伝える力、表現力

 

他にもありますが、総じて言えることは、私が持っているスキルは『ヒューマンスキル』ということです。

 

ヒューマンスキルとは、良好な人間関係を構築し、スムーズなコミュニケーションを行うために必要なスキルのことです。

 

まさにこれまでの経験を活かし、現在の仕事である研修講師を行っています。

 

ただし、例えば私がこのような専門職につかず、どこかの組織内で事務職として働いていたとしても私を活かすことは可能です。

 

例えば、営業支援の事務職をしていたとしたら、営業の方が100%で顧客対応ができるよう、営業の方のお困り事を傾聴力で引き出し、

 

私の行動力で実践することが可能です。営業の方の代わりにお客様にうまく伝えることもできるでしょう。

 

 

ビジネススキルは全部で3つあります。

 

①テクニカルスキル:正確に業務を遂行するために必要となるスキル・知識のこと

 

②ヒューマンスキル:良好な人間関係を構築し、スムーズなコミュニケーションを行うために必要なスキルのこと

 

③コンセプチュアルスキル:複雑な物事を「概念化し本質を理解する」能力のこと

 

 

ぜひご自身のこれまでの経験をもとに、自身の強み・スキルを発見いただき、その上で、今の組織で活かすには何ができるだろうと考えてみてください。

 

こちらも価値観同様、すでに活かすことができていることもあるでしょう。

 

 

もちろん転職が悪いということではありません。ご自身の価値観、強み、スキルをより発揮できる企業あった場合、良い転職につながるでしょう。

 

まずは今いる組織で、一度ご自身を活かしてみてください